2011年市民秋山登山
九重山

九重山の秋を満喫しよう!

久住別れ下にて

写真集はこちらをクリックして下さい。
 報告者   : 中廣正典  
 山  名 九重山  山行名 市民秋山登山
 ルート 10月21日(金)
新田辺駅〜大阪南港コスモフェリーターミナ・・・フェリー泊

10月22日(土)
別府観光港〜牧ノ戸・・・沓掛山・・・西千里浜・・・九重別・・・久住山・・・北千里浜・・・諏蛾守・・・大曲〜長者原〜別府観光港・・・フェリー泊

10月23日(日)
大阪南港コスモフェリーターミナル〜新田辺駅
 山行日 平成23年10月21日(金)PM5:00〜23日(日)AM9:00  天候 雨時々曇り
 参加者

世話役:中廣 樋口 丸山 吉津  計4名

男性:秋月 石田 上角 梅澤 岡部 片山 金本 後藤 佐坂 園上 津田 坪田 中田 中村 西川 峯岡 村上 山口 遊佐 弓仲   

(一般) 近江 大槻 岡山 木畑 小西 高谷 竹原 田中 坪倉 古野 堀 若林

計32名

女性:秋月() 上田() 岡本 加藤 樺山 岸田 河野 徳田 姫嶋 山田 吉野   

     (一般) 上田() 大林 竹原()    計14名           

合計:50名

ルート
概略図 
 
 コースタイム
牧ノ戸峠(9:30/9:50)−沓掛山(10:10/10:15)−久住別れ(12:00/12:40)−久住山(13:05/13:15)−
北千里浜(15:00/15:05)/諏蛾守越(15:25/15:26)/大曲分岐(16:00)−大曲(16:30)
 山行報告
 「九重山の秋を満喫しよう!」を振り返って
 

 概要:ひと言で云えば「残念!無念!」「でも仕方無い。いつか再チャレンジを!」と云う事に

 尽きる。想定内外の事色々ありましたが、数多くの幸運にも恵まれ無事故で終われた事が唯一の救いとなりました。

 昨年末世話役4名が決まり年始早々松の内も明けない中、第一回の打合せを行いました。

 先ずは行先、そして実施日、今後のスケジュール等を打合せたのでしたが、その後本番迄その回数は13回を数えました。紆余曲折あった後秋山は「九重山」と決まりました。

 下見予定日、更に秋山説明会当日は台風襲来に見舞われました。2度ある事は3度あるかもと本番時の台風を危惧したものでした。結果は台風こそ来なかったものの、天候に恵まれず展望どころか景色はサッパリ、山の印象が薄く歩きに記憶の残る山行となってしまいました。しかし皆さんから「天候だけは致し方無い。全体としては満足している。」との温かい言葉を戴き、感謝しています。

参加者募集:一般市民の参加を求めて例年通り「学びの情報誌」と広報「京たなべ」に山行案内を掲載すると共に、山友会員の手を借りポスターを市の掲示板に掲示した。「かんなび」には8月号に山行案内した。

 当初58名の申し込みがあったものの、最終的には50名の参加となった。

トレーニング山行:1週間毎に愛宕山、飯盛山・生駒山、比叡山と3回実施したが、全て天候に恵まれ云う事無しだった。参加者は延べ87人、全参加者の参加を見る事が出来た。一般参加の方々の健脚振りが確認出来、ひと安心する。ただ岩場を歩くトレーニングをしなかった事は反省材料となった。

その他:山行時の体制は昨年の秋山「蓼科山」が評判良かったようなので、その体制を踏襲する。雨天時の予定変更案も設定していたが、これは表に出る事無く終わり、これはこれで万々歳である。

山行(一日目)集合時間の30分前に見えた人もあり、予定通りpm:15出発、南港には7時前に到着する。船室は全員を一部屋にとの案も提示されたが、少々窮屈。3部屋に別れた方が部屋を広く使えるかも、と思っての選択だったがこれはちょっと甘かった。敵もさる者、思うようには行かず少々窮屈になってしまいました。 船のレストランではアルコールも入り、食後も引き続き楽しい歓談が遅くまで続いていた。

二日目)一週間前より新聞・テレビ・更にはPCで天気予報を注視していたのだが、前後は晴なのに肝心の土曜日だけが雨となっていた。選りによってと恨めしく思うと同時に、少しでも早まるかずれ込むかするのでは、と甘い期待もしていた。前日には「大分は晴」との予報も出ていたのだが・・・。

 別府港から九重に向かうバス、途中までは青空が見え期待が現実になりそうに思えた。しかし甘かった。登山口牧の戸峠は雨とガスで煙っていた。雨でも人は結構多い。

雨具のフル装備で点呼、体操を終え9時50分秋山登山をスタートする。

 登山口から沓掛山展望台まで階段の急登が続く。最初の展望台はパスし、第二展望台で小休止する。小雨が降ったり止んだりの中、360度の展望どころか1度の展望も無い。

雨具のフル装備で点呼、体操を終え9時50分秋山登山をスタートする。

 登山口から沓掛山展望台まで階段の急登が続く。最初の展望台はパスし、第二展望台で小休止する。小雨が降ったり止んだりの中、360度の展望どころか1度の展望も無い。
昼食の弁当を食べ、トイレを済ませ予定の12時40分久住山頂を目指す。山頂へのコースには強風が吹きまくっており、飛ばされないよう十分な注意が必要だった。この時韓国の団体(私達以上の人数?)も来ており、山頂はかなり混雑していたようだ(私は下で待機)。山頂では班毎の写真も撮れ、一瞬ではあったが久住高原をガスの切れ目にチラッと見た人もいた。
予定では久住山から中岳に向かう事になっていたが、展望は望めず中岳をパスし久住分れより北千里浜に下る事にする。この時は50分ばかり早く下山出来ると思ったのでしたが・・・。
北千里浜への下りはガレ場と岩場で天気が良くても注意を要すところ、増して今日は雨に濡れ足場は至って悪い。注意深くゆっくり下る。何の楽しみも無い中神の思し召しか、この時雨も止みガスも一帯から消え北千里浜が一望出来たのです。今日一番の絶景()だったのでは!左手硫黄山からの硫黄の匂いも数少ない思い出のひとつ、になったかと思う。

北千里浜で小休止後、最後の登り諏蛾守越えに向かう。

諏蛾守越では未だ予定時間より20分早く、ここからの下りさえ注意深くクリアーすればOKだと思っていました。ところが・・・です。林道から大曲へのコースを取って間もなく苦難のコースが待ち受けていた。道は深く掘れて細い上、火山灰を含み雨でドロドロの黒い泥濘となっていた。道の両サイドに両足を掛け(泥濘に落ちないように)、注意深く進むも殆ど股裂き状態。段々と道幅が広くなっていたら本当に股裂きの悲鳴があがったかも。 その距離200m前後続いたのではなかろうか。余裕時間全てを使い果たし、大曲着は予定時間の4時半となってしまった。この難渋の道、滑られた人もいたようだがカッパのお蔭で衣服まで汚すに至らなかったようで本当に救われた。大曲ではバス駐車地点まで10分歩いた事も想定外だったが、結果的に広い場所で雨具の片づけ、靴の泥落としが出来、これ又助かった。悪路を下山中、「汚れたままではバスに乗れない。どうしたものか?」とCLとしてちょっとした恐怖感()に襲われていたが、早く到着の皆さんが淡々と始末されているのを見てひとまず安堵する。
長者原から大曲へのコース変更は、事前に歩いた事のある人及び九重ビジターセンターに確認して時間面・危険度からもOKと確信していたのだが、よもやかかる事態になろうとは・・・、
まったく想定外の事になってしまった。皆さんには誠に申し訳無く思います。しかし皆さんから「この難行苦行が当山行の一番の思い出になるかも・・・。」との声を聞き、少々慰められました。下見時に二手に分かれ、長者原コースと大曲コースの両方を経験しておくべきだったと反省している。
長者原にはほぼ予定の時間に到着しましたが、中岳登頂を断念した上での事、もし登頂を強行していたらと思うと・・・。九州本土最高峰の中岳に登れず残念との思いを抱いておられる人も少なからずおられるようですが、ご了解頂きたいと思います。
余り時間は取れませんでしたが長者原でお土産を買う事も出来、別府港には18時45分に到着しました。乗船後は時間的にひと風呂浴びてからの食事とは行きませんでしたが、食事内容はまずまず、皆さん持参のお酒も有りでタップリと歓談し親交を深められた事と思います。ただ私としては、事前に予定していた船室に全員集まっての交歓があった方が良かったのでは・・・、との思いがあります。余り形式張っても・・・と思い、流れに任せてしまいました。

余り時間は取れませんでしたが長者原でお土産を買う事も出来、別府港には18時45分に到着しました。乗船後は時間的にひと風呂浴びてからの食事とは行きませんでしたが、食事内容はまずまず、皆さん持参のお酒も有りでタップリと歓談し親交を深められた事と思います。ただ私としては、事前に予定していた船室に全員集まっての交歓があった方が良かったのでは・・・、との思いがあります。余り形式張っても・・・と思い、流れに任せてしまいました。

(三日目) 晴れた南港には予定通り午前7時45分に到着、 新田辺には9時に帰ってきました。

終わりに:至らなかった点、反省すべき点は多々ありますが、全員無事に帰って来られた事は皆さんのご協力の賜物と心よりお礼申し上げます。特に準備段階でのポスター掲示、説明会資料の印刷、山行時の役割分担、現地救助体制等々を担って頂いた山友会の皆さん、体育協会の皆さん、本当に有難う御座いました。最後になりますが、共に本山行を担当して戴いた世話役の樋口、丸山、吉津の皆さんご苦労様でした。そして心より有難う御座いました。

一般参加の皆さんが今回に懲りず、次回以降も参加戴くこと、出来ればこれを機会に山友会に入会されることを願い山行報告を終わります。



 一口感想文集
 一般参加者
 高谷芳治
 今回は、雨とガスで景色を見ることが出来ず残念でした。ただ、大雨ではなく、怪我がなく皆さんが帰ってこられたことと、ゆっくりと船旅を送れたことが久しぶりでよかった。参加させていただきありがとうございます。

 古野 敏
 九重山は過去3回行っているが、いずれも夏山ばかりで秋の九重は今回が初めて。それだけに、今回の秋山登山を楽しみにしていたのだが、あいにくの天気で残念だった。しかし、往復フェリーの船旅で、山友会の方々や、同じ一般参加の人たちと話をする時間が増え、親密度が深まったと思う。山友会の皆様には、下見を始め、何から何までお世話になり、ありがとうございました。

 大槻正彦
 春のミヤマキリシマの美しい九重連山とは別に、秋のガスに煙る久住山、草もみじの北千里等々、また格別の山の風情を感じました。硫黄山からの下りのヌカルミの歩行も、いい思い出となりました。
お世話頂きました山友会の方々、御一緒いただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

 竹原絹栄
 今年の8月に登山というものを初めて富士山五合目から頂上までの往復を体験しました。今回で2回目の登山でした。 毎日曜日、京田辺走ろう会で走っておりましたので、山友会の皆様にご迷惑をおかけすることなく、元気に最後までご一緒させていただき、大変嬉しく思っております。また、機会がありましたら、参加したいと思います。

 大林京子
 風が強くて吹き飛ばされそうになりながら頂上まで登る事が出来ましたが、景色が見られなかったことが残念でした。 皆様と楽しくおしゃべりが出来、楽しい日々が送れました。役員の方には色々お世話になりまして有難うございました。
 
上田秀子
 この度の秋山登山は、強い風と小降りの雨で登山道がぬれてすべりやすく、足元ばかり見て歩きました。もちろん景色はもやでなにも見えず残念でした。でも沢山の人とおしゃべりしながら楽しかったです。 世話役の方々には、大変ご苦労をお掛けしましてありがとうございました。無時に一人もけがすることもなく済みお疲れ様でした。
 
岡山 諄
 この度の市民秋山登山に参加させて頂き有難うございました。私は登山を始めて1年の新参者ですが山に登る楽しみが少しわかりかけた所です。3回の訓練登山とこの度の登山を通じ山友会の皆様の指導を受け、楽しく参加させて頂きました。中廣様、丸山様、樋口様などのお世話役の方々の準備段階からのご苦労の賜と考えています。中でも中廣様の登山中の行動は全体把握に先頭から最後尾への移動で我々の安全登山に指導して頂いた事に感動を受けました。残念な天候ではありましたが世話役各位様の活動に私は感動を受けたことをお伝えし感想文とさせて頂きます。

 近江 
 まずもっていろいろとお世話になり有難う御座いました。
今回一般で初参加でした、事前のトレーニング登山に3回とも参加させて頂きました、 本番は天候が恵まれないなかで、不測の事態に備えて、各役割を予め決めておくなど組織だってよく統制がとれていたので、安心でした。
役員および各会員の皆様のおかげで、無事山行ができたことを、感謝しています。
これまでの登山では味わうことの出来ない、いい経験をいたしました。

木畑研二 
 濃いガス・小雨・強風と、晴れ以外何でもありの登山で景色は皆無でしたが、私には楽しい「久住山」でした。九州一の高さの「中岳」の山頂には立てませんでしたが、少しだけ低い「久住山」に登れて幸せでした。韓国からの登山者の「アンニョンハセヨパワー」に圧倒され、最後の下りの「泥まみれ道」に苦労しましたが、行き帰りのフェリー内での食事と酒・会話など、全部楽しみました。6年前の「由布岳」も同じように往復別府航路のフェリーでした。それが初参加でした。それ以来翌年の「石鎚山」を除く「浅間山」「大山〜蒜山」「蓼科山」そして今回と毎年楽しみに参加させていただいています。「市民秋山登山」の魅力は、自分一人では行けない山に連れて行って下さること、完璧な計画ときめ細かいお世話、そして気持ちの良い山仲間です。毎年交流が深まって、私のような一般参加者を疎外感なく受け入れて下さる「田辺山友会」の皆様に厚くお礼申しあげます。今から来年を楽しみにしています。

若林憲治
 
 今回で4回目の秋山登山、毎回楽しく一般参加させて頂いております。過去3度の秋山登山は好天、今回はお天道様の悪戯か雨の中での登

山行軍になりましたが、山の天気は常に変化するのが常識、以前は余りにも恵まれた環境の中での登山、今回は悪い環境を与えて頂き更なる登山に対して精進が出来たと確信は致しましたが、やはり登山は晴天時が良いですね。来年に期待しましょう。

船での移動は懇親を深めるミーティング時間がたっぷりあり、個人的には意義深い移動でした。

“船旅もまた楽しからずや”

いつもの事ながらスタッフの方々に企画運営頂き改めてお礼申し上げます。お疲れ様でした。
 
竹原順治
 天候にはあいにく恵まれませんでしたが、山友会の皆様の素晴らしい計画のおかげで楽しい山歩きが出来たことを心からお礼申し上げます。

 中でも久住山からの下山途中で遭遇したこの世の物とは思えない奇岩の風景は、霧に阻まれてほとんど視界が利かなかった今回の旅程の中で、ひときは深く印象に残りました。

また膝の痛みで足を引きずって歩いていたところ痛み止めの薬を頂いて大変楽になりましたが、その準備の良さに「さすが経験豊富な山男の集団だなあ」と感心させられました。本当に何からなにまでありがとうございました。
 
中田繁男
 今回は九州に遠征して、九州において最高峰の山行を楽しみにして参加させて頂きました。当初の山裾あたりまで日がさしていた空模様が怪しくなりついに雨が降り出して、風も出て参りました。山行には雨降りはつきものと覚悟は

していましたが、山頂に近づくごとに風が強くガスもかかった周辺は何も見えませんでした。行程は比較的ゆるやかな山道が多いが火山岩の連続で歩くには足が取られやすい。岩山が続くのに疲れました。

 最後の大曲までの林の中がもっとも難所。火山性の土が雨水を含み滑りやすいところを下山出来た時はホットしました。皆さんがお元気に集合されている時はさすが健脚の方が多いのだと納得した思いでした。雨風が強い中CL等幹事の方のご苦労に感謝します。
 会員参加者
 秋月康敏
 「九重山の盟主・久住山に登って」
 別府港に着いたのが745分頃。天気は曇天模様だったがバスに乗って登山口へ行く途中には太陽が出て、車窓から由布岳を眺める辺りでは快晴になると心が弾んできた。だが暫くすると小雨になってきた。牧ノ戸登山口に着いて早々に雨具を着込んで小雨の中元気よく出発した。ガイドブックには「沓掛山の三角点を見逃がさないで」と注意書きがあったが、岡部さんから「あれが沓掛山の山頂」と言われて慌てて写真を撮った。途中では「晴れていればここからの景色は最高なんだろう」と、所々の紅葉とケルンを目にしながら風景を想像して歩いた。山頂は思いのほか狭く足場も悪くてゆっくりと写真を撮ることも出来なかった。天候の関係から中岳登頂を断念して下山することになった。

途中での火山ガスの匂いが何となく懐かしく感じた。今にも転げ落ちそうな奇岩を見て下って行くと荒い砂の平坦地・北千里浜に出た。ガスが一瞬吹き流れて見える景色は何とも言いようがない素晴しいものだ。最後の難関の場所は、真っ黒な火山灰が雨でビチョビチョになり滑りそうで大変だった。ここで尻餅でもつけばドロンコになるだけでなく、バスにも乗せてくれないかも・・・結果は誰一人として滑ったの、転んだの話はなかった。2晩の懇親会も楽しく歓談できてうれしく思いました。

説明会と3回ものトレーニング登山、企画推進された役員の方々には心からお礼を申し上げます。一般参加の方々もほぼ満足していただいたものと思います。

次の機会にもお互いに元気でお会いしたいものです。

 津田憲由
 “九重山の秋を満喫しよう”“快適な登山が期待出来る”というキャッチフレーズでの<九重山>山行計画でした。

山頂での360度の雄大な展望は何処へいったのでしょうか。

 天候には逆らえず印象浅き山行になったのは誰のせいでもなく私自身の日頃の精進が足りなかったものとして心に留めました。

ただ、往復の船旅での懇親は印象深く満足させて頂きました。幹事の皆様のきめこまやかなお世話に深く感謝しております。ありがとうございました。

 岡本綾子
 今回は労山の基礎講座で学んだ地形図に磁北線を引き、ルートを確認して山行に臨みました。
すると、行先が見えるようになり山行に余裕が出来たように思います。中岳に登頂出来なかったのが残念ですが、また次の機会に再挑戦したいと思います

 村上格也
 今年の市民秋山登山(九重山山行)は往復フェリーで少々ハードなスケヂュールではあったが結構楽しい3日間であった。別府港に朝745分到着、チャーターバスで1時間半、別府湾出発時は天気も良く気持ちの良いスタートであったが久住山登山口に近づくほどに雨模様となり久住山登山口に着けば雨風が強くカッパ着用で山行スタートとなった。参加者は全員で50名、小生は5班6名の班長であったが皆さん全員が協力的で雨・風で身体が冷える中、楽しく山行ができた。天候不順で中岳に登れなかっ事と市の文化祭に掲載する写真をなんとか・・と思ったが、天候が悪くこれと言う写真が撮れなかったのが少々残念であった。それでも私にとっては九州の山は初めてで、いい経験をさせてもらったと思っている。

 園上雅晴
 事前トレを含め世話役をやって頂いた皆様お疲れ様でした、今回は天候が優れず登山としては残念な結果でしたが、中廣さんが言っておられましたがもう一度おいでと山がもう一度の来訪を願っているからでしょう、私ももう一度挑戦しようと思っております、ガスの切れ目に見た景色は中々の景色であったと見ました。最後の泥道は靴を大事にしなさいとの教え、しかしがに股にしてドロを跨ぐ歩きは日頃使わない筋肉を使い2日たってもまだ筋肉が痛いです。来年は祖母山を計画されては思います、温泉に一泊しての山行でどうでしょうか。 改善点などありません、唯、山行中の休憩が多すぎるのではと思いましたが、これも一番弱い登山者にあわせよとの掟からすると已むを得ない事でしょう。

上角弘務 
 久住山は、一昨年の夏長者原で、天候の回復を待って一泊しましたが、長雨のため登ることが出来なかった山です、だから今回の市民秋山登山を、楽しみにしていたのですが、また雨になりました、なんとか岩だらけの頂上に立つことが出来ましたが、小雨とガスで展望が利かず残念でした、しかし、景色が素晴らしいだろうと想像できる山で、距離も長くなく、コースもよく整備されていると思いました、また来てみようと思う楽しみが増えました、それに船で2泊でしたから、多くの方々との歓談が良い思い出になりました。お世話下さった方々、大変だったと思います、有り難う御座いました。

 山田禎子
 何年か前に一度九重山へ行きミヤマキリシマの山肌一面ピンクに染めていたのが忘れられない景色でした。また10月の九重山も違った風景を楽しみにしていましたが天候に恵まれず残念でした。でも登りの途中で一輪のリンドウに出会えて心が和みました。

 遊佐研治郎
 いつかは登りたいと思っていた久住山にやっと登れた。ただ残念ながら天候に恵まれず登山中はずっとガス、小雨、風等に悩まされ山の景色を楽しむことはできなかった。「晴れ男」の異名をとるYさんの参加もあったが、今回ばかりは天は味方してくれなかった。雨を気にしながらの昼食弁当はこれまでになく豪華版で世話役の心づかいが嬉しかった。久住山から九州第二の高峰中岳への登山は急遽中止になりそのまま下山したが、その判断は天候や帰りの時間を考えると適切であった。下山終了間際の道には難渋した。雨に濡れた泥状の道は少しでも油断すれば間違いなく滑ってころんで泥だらけになるのでかなりの緊張を強いられた。登山の大詰めでこんな難関があるとは思いもしなかった。これも後になれば楽しい思い出に変わることだろう。世話役、参加者のみなさんありがとございました。
 
上田美織
 久しぶりの市民秋山登山で不安もありましたが、とても楽しみにしていました。生駒山のトレーニング登山から私の秋山登山は始まりました。いいお天気の中で気分も良く本番もこんな風であればいいなと思った一日でした。

 週間天気予報を見ながら良い天気になる事を祈る毎日でした。当日は残念ながらすっきりしたお天気にはなりませんでしたが、思っていたほどの大雨にもならず九重山の頂上を無事踏めたの は良かったです。

 また明石海峡大橋のイルミネーションを間近で見られた事も嬉しかった事です。

役員の方々のご配慮のおかげで50名の参加者全員が無事下山出来たことを感謝しております。ありがとうございました。
 
梅澤宗平
 久住の頂上付近は突風が吹き荒れていた。Yさんの青い帽子が風にさらわれる。一度は取り戻した。がもう一度持って行かれる。みんなが声を上げる。足は動かない。僕の隣のUさんが走って帽子を捕まえる。

似た光景を思い出した。Uさんがペットボトルを登りで落とす。やや後方を登っていたNさんが難なく回収する。あのときUさんは御在所岳のことを思い出していただろうか?

一方でそんなことはどうでもいいこととも思う。兎に角、Uさんの咄嗟の行動はすばらしい。僕も斯くありたいと思う。
 佐坂茂美
 今回の登山は天候に恵まれなかったため期待していた西千里浜からの久住山の山容も姿を見せてくれず、山行中も記憶に残る景色も余りなく残念でした。 が、これも山行の一つでしょう。 唯淡々と歩を進めましたが、天候等に影響され九州本土の最高峰である“中岳”にも行けず心残りでした。 そんな中で記憶に残るのは僅かにみせてくれたガスの中での紅葉らしき光景と下山時の今にも崩落しそうな奇岩と、最後のぬかるんだ下山道です。細心の注意を払い歩きましたがそれでも滑ってしまいそうで この下山歩行は試練でした。  とは言え半年近くを費やしこの秋山登山を企画、実施された担当の方々には感謝しております。 有難うございました。

 岡部貞雄
 大いなる師に近づくと似たるかな久住の山に引かるる心」と与謝野鉄幹が詠んだ久住山。雄大でその懐に抱かれれば雑念を忘れその場に居ることの心地よさがしみじみと伝わってくる山。遠くに阿蘇山や祖母山、眼下に広がる広大な久住高原などを眺めながらの登山は疲れも忘れさせてくれます。

今回の市民秋山登山はくじゅうの大展望は満たされなかったのは少し残念でしたが、山の雰囲気は味わえたのではと思います。

毎年一回以上、もう約50年「くじゅう山」に登っているくじゅうファンの一人として、皆様に今度は是非天気のいい日にくじゅうの山に登りその素晴らしさを充分に味わっていただきたいと思っています。

今回の市民秋山登山お世話していただいた皆様ありがとうございました。
 
峯岡邦博
 船で行く九州の山は2回目の参加となりました、5年前の由布岳今回の(九重連山)久住山(1787)で前回の由布岳山頂より諸先輩があの山が九重山と説明を受け何時か機会があるかもと思っておりました。今回は天気には恵まれませんでしたが、自然現象は体験できました。ある湿度と気温が重なれば霧が発生、幾ら強風でも、一定の水蒸気が供給されれば瞬時に霧化かする、気温ももっと低ければ霧は濃くなり歩く事も困難と想像します。皆さん下りの後半湿地帯の歩行はご苦労されたと思います、あれだけの長い距離は初めての体験でした、ストツクは丁型W式でしたので体全体をストツクに委ねる事が出来ましたので、思うように足場が確保出来たたように思います。これからストツクの購入を、お考えの方は丁型方式も検討されてはと思います。最後に今回の役員各位に御礼申しあげます。ありがとうございました。

 後藤正道
 今回の九重山群への登山は暦よし・気候よしで、約10年前に行った熊本から阿蘇外輪山の「俵山峠」で「全山が真白のススキの穂のじゅうたん」を広げたような圧巻を再び見られると大いに期待しての参加であったが、澄みとおった秋景色はお天気のいたずらで楽しめなかったことに一人ひそかにリベンジを誓い、小雨と霧が立ち込める中、九重山頂まで登れたこと、なお船旅で皆様とのお酒の美味さは格別のものがありました。お世話下さいました役員の皆様大変お世話になりました御礼申し上げます。 有難うございました。

山口 博
 今回の九重山はガスと強風の中を黙々歩き、展望も無くて感激が全く味わえませんでしたが、往復の船旅は会員や一般の参加の方ともゆっくり交流が出来て楽しかったです。

また2日目の船中のレストランでの夕食は宴会気分が味わえて良かったです。

計画から準備まで万全で望まれは世話人の皆様、天気ばかりは如何しようも有りませんね。

風雨で中岳の登山を中止や大曲に変更など色々気を使われたと思います。

御世話になり有難う御座いました。
 
石田輝夫
 船中2泊の秋山登山は、九州まで行けて、フェリーでは楽しく語らえて、帰りの夕食も素晴らしく、2等船室もそれなりに、昔と違ってきっちりしていて。

山行は、霧雨の中で久住山は眺望も無く、印象の薄い登山でしたが、山行中の諏蛾守越、北千里浜ではそれなりに、眺望もあって楽しめましたし、全体として満足出来た秋山登山でした。朝のやまなみハイウェイでは、バス車中より

左方に由布岳、眼下に湯布院も望めて、一瞬ワクワクしましたが、天気ばかりはどうしようもなく、中岳登山中止の判断は的確でしたし、幹事さんの細かいご配慮で楽しい3日間でした。

お世話して頂いた、中廣さん、丸山さん、樋口さん、吉津さん、大変お世話になり有り難うございました。


中村雅守
 今年の山行は5月、雨天の三嶺/剣山縦走で幕を開け、(エンドとなる)今回の九重山も雨模様の山行となりました。思えば今年はほとんどが雨の思い出のシーズンでした。晴天に恵まれ、絶景を堪能出来る山行はそれは素晴らしいものですが、雨・風に見舞われ、自然の厳しさを身をもって体験するのもまた山行の一つの魅力であると思います。そういう意味では、今回の山行も印象深いものになりました。
 
姫島百合子
 待ちわびて訓練登山も頑張った!やっと当日嬉しさにフェリーで仲間と大はしゃぎ。揺れる風呂も面白い。登山当日は小雨。以前登った時のように紫のりんどうを思い出して登る 登る。時折雲の間よりチラリと遠景が望まれる。仲間と分かつ一杯のコーヒーに心も温かく癒やされる。

 枝を握りしめ「股裂きの泥道」を皆黙々とたどる。無事下山。何よりの幸せ。楽しい宴に酔い、皆ぐっすりと眠る。

 帰りのバスで会長の挨拶「昨日に引き替え今日はとっても良い天気!」に皆大爆笑。楽しい想い出のページを心にしっかりと綴りました。
 
片山弘志
 市民秋山登山での楽しみの一つに参加費の割り戻しがある。旅行会社のツアーでは考えられない事である。今回は出発時点で早々と800円のキャッシュバック。道中と夕食時の飲み物代に使って下さいとのこと。最後に帰りの車中でも更に2,100円の戻りがあった。立派なお土産代になりました。 いつもの事ながら秋山担当者や会計担当者で費用の節約をして、素早い計算とその行動力には敬服致します。

丸山敏文 
 フェリ−さんふらわあの船旅は高速道路の無料化が6月に廃止されたためか乗客が多く、船室に班によっては定員人数分入ることになり窮屈な思いをされた事だと思います。食堂も賑わっていて、適度にアルコールも入り、ゆったり時間の取れる船旅も良いものでした。

一週間前から天気図をチェックしていましたが降水確率が60%と高く、昨年に山下さんが、てるてる坊主に願いを込められていたので、私も真似たのですが、晴れ男の欠席で効力が薄れたようでした。

牧ノ戸峠の登山口から大曲まで雲に包まれた中を歩き、展望が全く得られず申し訳ない気持ちでした。
 丸山敏文

久住山山頂は星生山、三俣山、大船山、中岳、

噴煙の上がる硫黄山が望め九州の山らしさが感じられ、ミヤマキリシマの咲く頃に訪れていただきたい。

山頂まで、ほぼ予定のコースタイムで歩きましたが久住別れより北千里までの岩場の通過に時間が掛かり、また大曲までは雨で火山灰がぬかるみ、泥道をスリップに注意して歩いたので、中岳に登った場合とほぼ同じくらいに到着しました。硫黄山分岐では休憩禁止の所で休憩しようとして注意していただきありがとうございました。(落石注意)

一日中雲の中での行動で、登山道が雨に濡れ、スリップ事故を心配していました。皆様のご協力により、無事終えることができ感謝しています。来年は晴天である事を願っています。 

 

 写真提供 : 岡部さん